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車の選び方

5ナンバーと3ナンバーの違い:小型自動車の寸法・排気量の上限と、税金・保険との関係

ナンバープレートの「5」と「3」は、小型自動車か普通自動車かの区分です。全長・全幅・全高・総排気量の上限を道路運送車両法施行規則の別表で確かめ、自動車税・重量税・自賠責がナンバーで変わるのかを一次資料で整理します。

最終更新:

自家用の乗用車のナンバーの「5」は小型自動車、「3」は普通自動車の印です。小型自動車は 全長 4.70m・全幅 1.70m・全高 2.00m 以下で、ガソリン車などは総排気量 2.00L 以下の車(道路運送車両法施行規則 別表第一)。どれか 1 つでも超えると普通自動車になり、3 ナンバーです。毎年の自動車税は排気量、重量税は車両重量で決まるので、3 ナンバーだから税金が高いということはありません。

小型自動車と普通自動車の境目

道路運送車両法施行規則の別表第一は、四輪の自動車を大きさと排気量で次のように分けています(2026 年 10 月時点)。

種別 全長 全幅 全高 総排気量(内燃機関の車)
軽自動車 3.40m 以下 1.48m 以下 2.00m 以下 0.660L 以下
小型自動車 4.70m 以下 1.70m 以下 2.00m 以下 2.00L 以下
普通自動車 小型・軽・特殊自動車に当てはまらないもの
  • 小型自動車は、4 つの条件をすべて満たす車です。全幅が 1,700mm 以下でも、全長が 4,700mm を超えれば普通自動車です。
  • 排気量の 2.00L の条件は、内燃機関(エンジン)を原動機とする車に付いています。ただし軽油を燃料とする車と、天然ガスだけを燃料とする車は除かれています。つまりディーゼル車は、排気量が 2.00L を超えても、寸法が小型の枠に入っていれば小型自動車です。
  • エンジンを持たない電気自動車は排気量の条件がなく、寸法だけで決まります。

同じ車種でも 5 ナンバーと 3 ナンバーに分かれる例

ホンダ フリードの主要諸元表では、全長 4.310m・総排気量 1.496L は全タイプ共通ですが、全幅は AIR が 1.695m、CROSSTAR が 1.720m です。CROSSTAR は全幅が 1.70m を超えるので、別表第一では普通自動車の側に入ります。このように、同じ車種の一部のグレードだけが枠を出ることがあります。グレードを決める前に、諸元表の全幅の行をグレードごとに見てください(諸元表の読み方は 主要諸元表の見方)。

ナンバーの数字(分類番号)の決まり

ナンバープレートの地名の次に書かれる数字は「分類番号」で、自動車登録規則 第 13 条と別表第二が、自動車の種別と用途で頭の数字を決めています。

頭の数字 自動車の範囲
3 人の運送用・乗車定員 10 人以下の普通自動車
5・7 人の運送用の小型自動車
2 人の運送用・乗車定員 11 人以上の普通自動車
1 貨物の運送用の普通自動車
4・6 貨物の運送用の小型自動車
8 散水車・広告宣伝車などの特種用途の普通・小型自動車

分類番号は 1 けた・2 けた・3 けた(例: 3、30〜39、300〜399)や、数字とローマ字の組み合わせ(例: 30A〜39Z)があり、頭の数字が区分を表します。「5 ナンバー」「3 ナンバー」は、この頭の数字のことです。

税金・保険はナンバーで変わるか

自動車税は総排気量で決まる

毎年 4 月 1 日の持ち主にかかる自動車税は、乗用車なら総排気量で額が決まります。3 ナンバーか 5 ナンバーかは関係しません。排気量 1.5L の車なら、全幅が 1,720mm で 3 ナンバーでも、1,695mm で 5 ナンバーでも同じ区分です。

総排気量年税額(自家用乗用・2019 年 10 月 1 日以後に新規登録)
1 L 以下25,000 円
1 L 超 1.5 L 以下30,500 円
1.5 L 超 2 L 以下36,000 円
2 L 超 2.5 L 以下43,500 円
2.5 L 超 3 L 以下50,000 円
3 L 超 3.5 L 以下57,000 円
3.5 L 超 4 L 以下65,500 円
4 L 超 4.5 L 以下75,500 円
4.5 L 超 6 L 以下87,000 円
6 L 超110,000 円

総排気量の値を有しない電気自動車は最低の区分(1 リットル以下)。

出典: 地方税法 第 154 条・第 448 条、附則第 12 条の 3・第 30 条(e-Gov 法令検索)(取得日 2026-10-11)

詳しくは 自動車税はいくら? にまとめています。

自動車重量税は車両重量で決まる

車検のときに納める自動車重量税は、乗用車なら車両重量 0.5 トンごとに額が決まります(国土交通省の税制の資料)。こちらもナンバーの区分では決まりません。

車両重量エコカー(本則)エコカー以外13 年経過18 年経過
0.5 t 以下5,000 円8,200 円11,400 円12,600 円
0.5 t 超 1 t 以下10,000 円16,400 円22,800 円25,200 円
1 t 超 1.5 t 以下15,000 円24,600 円34,200 円37,800 円
1.5 t 超 2 t 以下20,000 円32,800 円45,600 円50,400 円
2 t 超 2.5 t 以下25,000 円41,000 円57,000 円63,000 円
2.5 t 超 3 t 以下30,000 円49,200 円68,400 円75,600 円
軽自動車5,000 円6,600 円8,200 円8,800 円

車検(継続検査)ごとに 2 年分を納める自家用乗用車の税額。

出典: 国土交通省「2026年5月1日からの自動車重量税の税額表」(新車新規登録等時・継続検査等時)(取得日 2026-10-11)

自賠責保険は「自家用乗用自動車」で 1 つ

損害保険料率算出機構の自賠責保険の基準料率表では、自家用の乗用車は「自家用乗用自動車」という 1 つの区分で、普通と小型に分かれていません(小型貨物自動車や軽自動車は別の区分です)。

料率車種24 か月25 か月36 か月37 か月
適用中(2023-04-01 以後に始まる契約)自家用乗用自動車17,650 円18,160 円23,690 円24,190 円
適用中(2023-04-01 以後に始まる契約)軽自動車(検査対象車)17,540 円18,040 円23,520 円24,010 円
次の料率(2026-11-01 以後に始まる契約)自家用乗用自動車18,560 円19,070 円24,690 円25,180 円
次の料率(2026-11-01 以後に始まる契約)軽自動車(検査対象車)18,660 円19,170 円24,830 円25,330 円

保険期間の始まる日で料率が決まる。離島以外の地域(沖縄県を除く)。

出典: 損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率」(取得日 2026-10-11)

任意保険(自動車保険)の保険料は保険会社ごとの料率で決まるため、ここでは扱いません。

5 ナンバー枠の車の探し方

当サイトの「車を探す」では、全幅の上限で絞り込めます。

使うときの注意は 3 つです。

  1. 絞り込みはグレード単位です。同じ車種でも、枠に入るグレードだけが数えられます(フリードなら AIR 系だけ)。
  2. 寸法の値が公式の資料に無いグレードは、条件を指定すると外れます。推測で当てはめていません。
  3. 全高 2.00m・排気量 2.00L の条件は検索の条件にしていません。背の高いミニバンや 2.0L を超えるガソリン車は、車種ページの諸元で確かめてください。

よくある誤解

  • 「3 ナンバーは税金が高い」 — 自動車税は排気量、重量税は重さで決まります。同じ排気量・同じ重さなら、ナンバーの数字で税額は変わりません。
  • 「5 ナンバーなら狭い駐車場でも大丈夫」 — 駐車場の制限は、全幅だけでなく全長・全高・重量などで駐車場ごとに決まっています。照らし方は 駐車場に入る車の調べ方 へ。
  • 「ナンバーの数字で車の大きさがわかる」 — わかるのは小型自動車か普通自動車かまでです。普通自動車の中の大きさの違いは、主要諸元表の寸法で確かめます。

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