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車の選び方

軽自動車の規格:全長・全幅・全高・排気量の上限と、規格が変わった年・登録車と違うこと

軽自動車は全長 3.40m・全幅 1.48m・全高 2.00m 以下、エンジン車は総排気量 0.660L 以下(道路運送車両法施行規則 別表第一)。軽自動車検査協会の年表で規格の変遷をたどり、税金・検査の窓口・ナンバーの色など登録車と違う点、車検証の有効期間など同じ点を一次資料で整理します。

最終更新:

軽自動車は、全長 3.40m 以下・全幅 1.48m 以下・全高 2.00m 以下で、エンジン(内燃機関)の車は総排気量 0.660L 以下の自動車です(道路運送車両法施行規則 別表第一。2026 年 10 月時点)。この大きさになったのは 1998 年(平成 10 年)10 月で、それより前に作られた軽自動車は、作られた時期の規格が当てはまります。1 つでも上限を超えると軽自動車ではなく、小型自動車か普通自動車になります。

軽自動車の規格(今の上限)

道路運送車両法 第 3 条は、自動車の種別を「大きさ・構造・原動機の種類と総排気量」で国土交通省令が決めるとしています。その省令が施行規則の別表第一です。

種別長さ幅高さ総排気量
普通自動車小型・軽より大きい制限なし
小型自動車4.70 m 以下1.70 m 以下2.00 m 以下2.00 L 以下(ガソリン。ディーゼル・天然ガスは制限なし)
軽自動車3.40 m 以下1.48 m 以下2.00 m 以下0.660 L 以下

自動車の種別の大きさ(四輪以上。二輪・大型特殊・小型特殊は別)。どれか 1 つでも超えると上の種別になる。

出典: 道路運送車両法施行規則 別表第一(e-Gov 法令検索)(取得日 2026-10-12)

  • 軽自動車は、大きさの 3 つの条件をすべて満たし、エンジンの車なら排気量の条件も満たす車です。
  • 排気量の条件は「内燃機関を原動機とする自動車」に付いています。エンジンを持たない電気自動車は、大きさだけで決まります。
  • 別表第一の種別の条件は大きさと排気量で、乗車定員の条件は書かれていません。定員はメーカーの主要諸元表で確かめます(下の表の「定員」の行)。
ホンダ N-BOXスズキ スペーシアダイハツ タント
価格(税込)1,768,800〜2,820,400 円1,530,100〜2,193,400 円1,496,000〜2,145,000 円
動力ガソリンハイブリッドガソリン
全長(mm)3,3953,3953,395
全幅(mm)1,4751,4751,475
全高(mm)1,790〜1,8151,7851,755〜1,775
ホイールベース(mm)2,5202,4602,460
車両重量(kg)910〜1,030850〜960880〜980
WLTC 燃費18.1〜21.6 km/L19.8〜25.1 km/L19.3〜22.6 km/L
燃料代の目安(年)78,796〜94,033 円67,809〜85,960 円75,310〜88,187 円
5 年総額の目安(車両価格+税・自賠責・燃料。EV 等は国の補助金を引いた後)2,275,950〜3,398,595 円1,976,415〜2,736,370 円1,979,820〜2,699,105 円
最小回転半径4.5〜4.8 m4.4〜4.6 m4.4〜4.7 m
室内長×室内幅×室内高(mm)1,830×1,350×1,400・2,125×1,350×1,4002,170×1,345×1,4152,125×1,350×1,370
定員4 人4 人4 人
駆動4WD・FF2WD・4WD2WD・4WD
タイヤ155/65R14・165/55R15155/65R14・165/55R15165/55R15・155/65R14
販売台数(最新月の順位)1 位・13,917 台(2026 年 8 月)2 位・11,624 台(2026 年 8 月)3 位・6,672 台(2026 年 8 月)
グレード数381214

メーカー公式の主要諸元表・価格表から、全グレードの幅(最小〜最大)。価格はメーカー希望小売価格(税込)で、支払総額ではない。販売台数は自販連・全軽自協の通称名の台数(同じ通称名の別ボディを含むことがある)。グレードごとの値は各車種ページ: N-BOX・スペーシア・タント

規格が変わった年

軽自動車検査協会の「軽自動車とは」は、規格の制定と変更を年表にしています。三輪・四輪の軽自動車の主な変更は次のとおりです(同協会の表から。年月は省令の改正または施行)。

時期 長さ 幅 高さ 排気量
1949 年(昭和 24 年)7 月 規格の制定 2.80m 1.00m 2.00m 150cc(4 サイクル)・100cc(2 サイクル)
1950 年(昭和 25 年)7 月 二輪・三輪・四輪を区別 3.00m 1.30m 2.00m 350cc(4 サイクル)・200cc(2 サイクル)
1951 年(昭和 26 年)8 月 — — — 360cc(4 サイクル)・240cc(2 サイクル)
1955 年(昭和 30 年)4 月施行 4・2 サイクルの別を撤廃 — — — 360cc
1976 年(昭和 51 年)1 月施行 3.20m 1.40m — 550cc
1990 年(平成 2 年)1 月施行 3.30m — — 660cc
1998 年(平成 10 年)10 月施行 3.40m 1.48m — —

「—」はその時に変わらなかった項目です。

古い軽自動車は、作られた時期の規格

同協会は、今の軽自動車の規格は製作年月日によって次の区分になると説明しています。

製作年月日 長さ 幅 高さ 排気量
1955 年 4 月 1 日〜1975 年 12 月 31 日 3.00m 以下 1.30m 以下 2.00m 以下 0.360L 以下
1976 年 1 月 1 日〜1989 年 12 月 31 日 3.20m 以下 1.40m 以下 2.00m 以下 0.550L 以下
1990 年 1 月 1 日〜1998 年 9 月 30 日 3.30m 以下 1.40m 以下 2.00m 以下 0.660L 以下
1998 年 10 月 1 日〜 3.40m 以下 1.48m 以下 2.00m 以下 0.660L 以下

登録車(小型・普通自動車)と違うこと

税金: 毎年かかるのは市区町村の「軽自動車税」

軽自動車には、都道府県の自動車税ではなく、市区町村の軽自動車税が毎年 4 月 1 日の所有者などにかかります(軽自動車検査協会「軽自動車の税金等」)。自家用の乗用なら、排気量に関係なく次の額です。

区分年税額
軽自動車(自家用乗用・2015 年 4 月 1 日以後に最初の新規検査)10,800 円

出典: 地方税法 第 154 条・第 448 条、附則第 12 条の 3・第 30 条(e-Gov 法令検索)(取得日 2026-10-12)

車検のときに納める自動車重量税は、軽自動車は登録車と別の額です(下の表の「軽自動車」の行)。

車両重量エコカー(本則)エコカー以外13 年経過18 年経過
0.5 t 以下5,000 円8,200 円11,400 円12,600 円
0.5 t 超 1 t 以下10,000 円16,400 円22,800 円25,200 円
1 t 超 1.5 t 以下15,000 円24,600 円34,200 円37,800 円
1.5 t 超 2 t 以下20,000 円32,800 円45,600 円50,400 円
2 t 超 2.5 t 以下25,000 円41,000 円57,000 円63,000 円
2.5 t 超 3 t 以下30,000 円49,200 円68,400 円75,600 円
軽自動車5,000 円6,600 円8,200 円8,800 円

車検(継続検査)ごとに 2 年分を納める自家用乗用車の税額。

出典: 国土交通省「2026年5月1日からの自動車重量税の税額表」(新車新規登録等時・継続検査等時)(取得日 2026-10-12)

1 年分の維持費の内訳は 軽自動車の維持費 にまとめています。

検査の窓口: 軽自動車検査協会

軽自動車の検査(車検)は、国(運輸支局)ではなく軽自動車検査協会が行います。道路運送車両法 第 74 条の 4 は、協会が行う軽自動車の検査事務では、同法の「国土交通大臣」を「軽自動車検査協会」と読み替えると定め、第 76 条の 2 は協会の目的を軽自動車の検査事務としています。

ナンバーの色: 自家用は黄色地に黒字

軽自動車検査協会の説明では、ナンバープレートの塗色は道路運送車両法施行規則 第 45 条で定められ、自家用の軽自動車は黄色地に黒字、事業用は黒地に黄色字です。

登録車と変わらないこと

  • 車検証の有効期間: 道路運送車両法 第 61 条で、自家用の乗用車は軽自動車も登録車も、初めての車検証が 3 年、その後は 2 年です(貨物用などは別の期間)。
  • 乗車定員の数え方: 12 歳以上の人数で表し、12 歳未満は 1.5 人で 1 人に当たる決まり(道路運送車両の保安基準 第 53 条)は、軽自動車にも当てはまります。数え方は 7 人乗りの車の探し方 で説明しています。

軽自動車を探す

規格の 1 つ上の区分(小型自動車=5 ナンバー)との境目は 5 ナンバーと 3 ナンバーの違い にあります。

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