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税金・維持費

レギュラーとハイオクと軽油の違い:自分の車の指定燃料の見方、ハイオク車にレギュラーを入れたら、軽自動車に軽油を入れない理由

レギュラーガソリン・ハイオク(プレミアム)ガソリン・軽油の違いを、揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)の強制規格と JIS、メーカーの取扱説明書の「指定燃料」の記載で整理します。ハイオク指定の車にレギュラーを入れたとき・レギュラー車にハイオクを入れたとき・ガソリン車に軽油を入れたときにメーカーが何と書いているか、E10(バイオ混合ガソリン)、燃料ごとの価格差まで。

最終更新:

給油するときは、車ごとに決められた「指定燃料」を入れます。ガソリン車の指定は「無鉛レギュラーガソリン」か「無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)」のどちらかで、ディーゼル車は軽油です。指定はメーカーの取扱説明書の「指定燃料」と主要諸元表の「使用燃料」に書いてあります。軽自動車でも、ガソリン車の燃料はガソリンです(「軽」だから軽油、ではありません)。

3 つの燃料の違い

燃料 使う車 決まりごと
レギュラーガソリン 指定燃料が「無鉛レギュラーガソリン」のガソリン車 品確法の揮発油(ガソリン)の強制規格を満たすもの
ハイオク(プレミアムガソリン) 指定燃料が「無鉛プレミアムガソリン」のガソリン車 同上。品種の規格は JIS K2202(自動車ガソリン)
軽油 ディーゼル車 品確法の軽油の強制規格を満たすもの

法律で決まっている品質(強制規格)

揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)は、ガソリンと軽油に強制規格を定め、これに合わないものの販売を禁じています(資源エネルギー庁)。

  • ガソリン: 鉛が検出されない・硫黄分 0.001 質量% 以下・ベンゼン 1 体積% 以下・メタノールが検出されない・エタノール 3 体積% 以下・色はオレンジ色(灯油との誤使用防止)など(施行規則 第 10 条)。
  • 軽油: 硫黄分 0.001 質量% 以下・セタン指数 45 以上・90% 留出温度 360 度以下など(施行規則 第 22 条)。

レギュラーとハイオクの区別は強制規格の項目にはありません。給油所が掲げる「標準揮発油」の表示は、日本産業規格 JIS K2202(自動車ガソリン)の 1 号・2 号などへの適合を示すものです(施行規則 第 20 条・第 21 条)。品種ごとの規格はこの JIS にあります。

E10(バイオ混合ガソリン)

ガソリンのエタノールは原則 3 体積% 以下ですが、E10 対応ガソリン車の燃料として売るガソリンは、エタノール 10 体積% 以下・酸素分 3.7 質量% 以下が規格値です(資源エネルギー庁)。ホンダの取扱説明書では、たとえばシビックの指定燃料に「無鉛プレミアムガソリン」と並んで「プレミアムバイオ混合ガソリン(E10/ETBE22)」が書かれています。E10 を入れてよいかは、取扱説明書の指定燃料で確かめてください。

自分の車の指定燃料の見方

  1. 取扱説明書の「指定燃料」: メーカーの取扱説明書(ウェブ版もある)に、燃料の種類とタンク容量が書いてあります。
  2. 主要諸元表の「使用燃料」: カタログやメーカーのサイトの主要諸元表に、グレードごとの使用燃料が載っています。読み方は 主要諸元表の見方の記事 へ。
  3. 当サイトの車種ページ: グレードごとに使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油)を載せています。燃料で絞り込むなら、ハイオク指定の車・軽油(ディーゼル)の車 から探せます。

同じ車種でも、エンジンによってレギュラーとハイオクが分かれることがあります。グレードごとに確かめてください。

指定と違う燃料を入れたら(メーカーの記載)

ここでは、メーカーの取扱説明書・公式 Q&A に書いてある範囲だけを紹介します。実際に入れ間違えたときは、エンジンをかける前に販売店やメーカーに相談してください。

ハイオク指定の車にレギュラーを入れたら

ホンダのシビック(ハイオク指定)の取扱説明書は、「プレミアムガソリンが入手できない場合にはレギュラーガソリンをお使いになることもできますが、この場合、エンジンの性能を十分に発揮できません」とし、エンジン始動時やアクセルを踏み込んだときに異音が聞こえることがある、と書いています。ふだんは指定どおりハイオクを入れるのが前提で、扱いは車種ごとに違うので、自分の車の取扱説明書で確かめてください。

レギュラー指定の車にハイオクを入れたら

ホンダの N-VAN(レギュラー指定)の取扱説明書は、プレミアムガソリンを使うこともできるが「本来のエンジン性能が大きく変わることはありません」としています。メーカーの説明では性能は大きく変わらず、一方でハイオクの単価はレギュラーより高いので(下の表)、そのぶん燃料代が上がります。

ガソリン車に軽油を入れたら

  • トヨタの Q&A は、ガソリン(レギュラー・ハイオク)仕様車に軽油を入れることについて「エンジン関係の故障が発生する可能性がありますので、お止めください」としています。
  • ホンダの取扱説明書も、指定燃料以外の燃料(粗悪ガソリン・軽油・灯油など)を入れると、触媒装置の損傷やエンジン・燃料系の損傷などのおそれがあるとしています。

「軽自動車だから軽油」ではありません。ホンダの軽自動車 N-VAN の指定燃料は無鉛レギュラーガソリンで、取扱説明書は指定燃料以外の燃料として軽油を挙げ、入れないよう書いています。

価格の差

給油所の全国平均の価格(資源エネルギー庁の石油製品価格調査)です。毎週の調査から機械で取り直しています。

燃料全国平均(現金・税込)調査日
レギュラーガソリン170.2 円/L2026-10-05
ハイオクガソリン181 円/L2026-10-05
軽油159.6 円/L2026-10-05

出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」給油所小売価格(全国・現金・税込)(取得日 2026-10-11)

電気目安単価改定
家庭の電気(目安)31 円/kWh令和4年7月22日

出典: 全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金の目安単価」

  • 燃料代は「年間の走行距離 ÷ 燃費 × 単価」で計算します。ハイオク指定の車はハイオクの単価で、ディーゼル車は軽油の単価で計算します(車の維持費の記事)。
  • 軽油は、税のしくみもガソリンと違います(ガソリンは国の揮発油税など、軽油は都道府県の軽油引取税)。くわしくは ガソリン税の内訳の記事 へ。
  • 価格の動きは ガソリン価格の推移の記事 へ。
  • 当サイトの車種ページの燃料代は、グレードの使用燃料の単価で計算しています。燃料代の安い順に並べるなら 車種検索(燃料代が安い順) から。

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