電気自動車の普及率(日本)|新車販売に占める EV・PHEV・ハイブリッドの割合と保有台数の推移、政府の目標
日本で売れている新車のうち電気自動車(EV)はどれくらいか。自販連の燃料別の登録台数、次世代自動車振興センターの EV 等の販売・保有台数、全軽自協と自動車検査登録情報協会の統計から、登録車と軽自動車を分けて、新車販売と保有台数の両方で整理します。政府の目標は経済産業省の資料の言葉で。
日本の新車販売に占める電気自動車(EV)の割合は、登録車(普通車・小型車)の乗用車で 2025 年(1〜12 月)に 1.6%、ハイブリッド車(HV)は 60.4% でした(日本自動車販売協会連合会〔自販連〕の燃料別の表)。軽自動車の EV は、2024 年度の軽の新車販売の約 1.7% です(計算: 当サイト)。走っている車(保有台数)では、EV は全体の 0.5% に届きません。
新車販売に占める割合 — 登録車の乗用車(自販連)
自販連の「燃料別メーカー別台数(乗用車)」は、登録車の乗用車だけの表です。軽自動車は含まず、日本メーカーが海外で作った車は「輸入車」に入ります(自販連「燃料別の統計資料について」)。
| 年(1〜12 月) | 乗用車計 | ガソリン | ハイブリッド(HV) | プラグインハイブリッド(PHV) | ディーゼル | 電気自動車(EV) | 燃料電池車(FCV) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 年 | 2,399,862 台 | 49.3% | 42.8% | 0.9% | 6.0% | 0.9% | 0.1% |
| 2022 年 | 2,223,303 台 | 42.2% | 49.0% | 1.7% | 5.6% | 1.4% | 0.0% |
| 2023 年 | 2,651,397 台 | 35.8% | 55.1% | 2.0% | 5.5% | 1.7% | 0.0% |
| 2024 年 | 2,523,105 台 | 31.4% | 61.1% | 1.7% | 4.4% | 1.3% | 0.0% |
| 2025 年 | 2,533,523 台 | 31.9% | 60.4% | 1.6% | 4.5% | 1.6% | 0.0% |
- 台数は自販連「燃料別メーカー別台数(乗用車)」年別統計(2026 年 1 月 8 日公表)の「乗用車計」。割合は同じ表の台数から計算(計算: 当サイト。2025 年は表の構成比と一致)。表の「その他(LPG 車等)」は 0.0% のため省略。
- 2025 年の台数は、ガソリン 807,856 台・HV 1,530,019 台・PHV 41,186 台・ディーゼル 114,099 台・EV 39,885 台・FCV 431 台です。
- 5 年で、ガソリン車の割合が下がり、ハイブリッド車が 6 割になりました。EV は 1% 台で推移しています。
最新の月
2026 年 9 月の登録車の乗用車は 236,293 台で、そのうち EV は 13,440 台(前年同月比 299.7%)でした(自販連「燃料別メーカー別登録台数(乗用車)2026 年 9 月」)。割合にすると 5.7% です(計算: 13,440 ÷ 236,293。当サイト)。1 か月の台数は新型車の発売や登録の時期で大きく動くので、普及の流れは年の表で見ます。
当サイトが収録している登録車の販売台数の最新の月は 2026 年 9 月 です。車名ごとの順位は 新車販売台数ランキング にあります。
軽自動車の EV
全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の統計資料には燃料別の新車販売の表がないため、軽の EV は次世代自動車振興センター(NeV)の「EV 等 販売台数統計」で見ます。NeV の数は、自動車検査登録情報協会・日本自動車工業会・全軽自協のデータから NeV が推定した年度(4 月〜翌年 3 月)の値です。
| 年度 | 軽の EV(NeV。乗用・貨物の計) | 軽の新車販売の総数(全軽自協。乗用・貨物の計) | 割合(計算: 当サイト) |
|---|---|---|---|
| 2022 年度 | 43,812 台 | 1,692,689 台 | 2.6% |
| 2023 年度 | 41,780 台 | 1,625,481 台 | 2.6% |
| 2024 年度 | 28,170 台 | 1,627,412 台 | 1.7% |
- 2021 年度の軽の EV は 1,541 台で、2022 年度に 43,812 台へ増えました(NeV)。
- 当サイトが収録している軽の販売台数の最新の月は 2026 年 8 月 です。
登録車と軽を合わせた EV・PHEV・FCV の販売台数(NeV)
| 年度 | EV(登録車の乗用) | EV(登録車のその他) | EV(軽) | PHEV(乗用) | FCV(乗用) | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022 年度 | 35,529 台 | 611 台 | 43,812 台 | 39,861 台 | 490 台 | 120,303 台 |
| 2023 年度 | 40,310 台 | 2,214 台 | 41,780 台 | 53,050 台 | 572 台 | 137,926 台 |
| 2024 年度 | 33,933 台 | 2,849 台 | 28,170 台 | 41,741 台 | 523 台 | 107,216 台 |
NeV の注記では、「乗用車」は普通車・小型車の乗用車の合計、EV の「その他」は普通車・小型車の貨物車・乗合車・特種車の合計です。最新年度の掲載は翌年度の 11 月頃とされています。
保有台数(走っている車)に占める割合
新車販売の割合が上がっても、走っている車全体が入れ替わるには時間がかかります。
| 2025 年 3 月末 | 台数 | 出典 |
|---|---|---|
| EV(登録車の乗用 214,512・その他 7,054・軽 136,696) | 358,262 台 | NeV「EV 等 保有台数統計」2024 年度末 |
| PHEV(乗用) | 287,352 台 | 同上 |
| FCV(乗用) | 8,289 台 | 同上 |
| 全自動車 | 78,619,088 台 | 全軽自協「全自動車保有台数の年別車種別推移」(国土交通省調べ) |
- 全自動車に占める割合は、EV が 0.46%、EV・PHEV・FCV の合計が 0.83% です(計算: 当サイト。どちらも 2025 年 3 月末)。
- EV の保有台数は、2019 年度末の 138,120 台から 2024 年度末の 358,262 台へ増えました(NeV)。
- ハイブリッド車(プラグインハイブリッドを含む)の乗用車は、2025 年 3 月末に 13,785,608 台です(自動車検査登録情報協会「ハイブリッド車・電気自動車の保有台数推移表」。軽自動車を除く)。同じ協会の軽自動車を除く乗用車の保有台数 38,680,275 台(平均車齢の資料)に対して 35.6% です(計算: 当サイト)。
政府の目標
経済産業省は「2035年までに、乗用車新車販売で電動車100%」という目標を示しています。ここでいう電動車は「EV、FCV、PHEV、HEV」で、ハイブリッド車も含みます(経済産業省「充電インフラ整備促進に関する取組」)。目標は「EV だけにする」ではないことに注意します。
充電器の数と目標は EV の充電スポットの数 にまとめています。
数字を読むときの注意
- 年と年度: 自販連の燃料別の表は暦年(1〜12 月)、NeV は年度(4 月〜翌年 3 月)です。比べるときは区切りをそろえます。
- 登録車と軽: 自販連の燃料別の表は軽を含みません。軽を含めた EV の割合を 1 つの数で言うときは、どの表を足したかを確かめます。
- 乗用車だけか: 自販連の表は乗用車だけ、NeV の EV には貨物車なども入ります。
- HV の分類: 自販連の表では「HV」と「PHV」が別の列です。マイルドハイブリッドがどちらに入るかは表に書かれていません。
当サイトで調べられること
当サイトの車種ページは、グレードごとに動力(ガソリン・ハイブリッド・PHEV・EV など)を持っています。動力ごとの収録数は次のとおりです。
| 動力 | 車種 | グレード(グレード × 駆動) |
|---|---|---|
| ガソリン | 163 | 725 |
| ハイブリッド | 160 | 665 |
| PHEV | 52 | 98 |
| EV | 86 | 252 |
| ディーゼル | 49 | 138 |
| FCV | 4 | 7 |
当サイトの収録数(自動更新)。1 つの車種に複数の動力があれば、それぞれに数えます。
動力の違い(HEV・PHEV・EV で何が違うか、税や補助金の扱い)は HEV / PHEV / EV の違い、現行の EV は 電気自動車の一覧 から見られます。
この記事に出てくる車種
この記事に出てくる用語
- 新車販売台数 — 一定の期間に売れた新車の台数。登録車は日本自動車販売協会連合会(自販連)、軽自動車は全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がそれぞれ集計して公表している。
- 電気自動車(BEV) — 外部の電源から車の電池に充電し、その電気だけでモーターを回して走る車。エンジンを持たず、走っている間は排気ガスを出さない。
- 登録車 — 道路運送車両法で、運輸支局で登録を受けて使う自動車。乗用車では普通自動車と小型自動車がこれにあたり、軽自動車は登録の対象ではない。
- ハイブリッド車(HEV) — エンジンとモーターのように仕組みの違う動力を複数持ち、走る状況に合わせて使い分けたり組み合わせたりする車。外から充電はせず、エンジンの力や…
- 軽自動車 — 道路運送車両法で、大きさとエンジンの排気量の上限が決められた最も小さい区分の自動車。四輪の軽自動車は車検を受けるが、登録車のような登録の制度はない。
- 保有台数 — 国内でナンバープレートを付けている自動車の台数。自動車検査登録情報協会が毎月の数を公表している。
- プラグインハイブリッド車(PHEV) — ハイブリッド車に、コンセントなど外から充電できる機能と大きめの電池を加えた車。電気だけで走れる距離が長く、電気が減ってもエンジンで走り続けられる。
- ディーゼルエンジン — 軽油を燃料とするエンジン。点火プラグの火花で燃やすガソリンエンジンと違い、強く圧縮して熱くなった空気に燃料を噴いて燃やす。
- 燃料電池自動車(FCV) — 水素と酸素を反応させる燃料電池で電気をつくり、その電気でモーターを回して走る車。走っている間に出すのは水だけで、燃料の水素は水素ステーショ…
- 燃料電池 — 水素などの燃料を化学反応させて電気を取り出す装置。ためた電気を使う電池と違い、燃料を入れ続ければ発電し続けられる。
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