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EV・電動車

EV のバッテリー保証をメーカー別に比較:年数・走行距離・容量の基準(70%・66%・容量計のセグメント)、保証の対象外になる場合、中古車の保証継承

電気自動車・プラグインハイブリッドの駆動用電池の保証を、日産・トヨタ・ホンダ・三菱・スバル・スズキ・テスラ・BYD・ヒョンデの公式の保証ページで確かめて一覧にしました。年数と距離、何を下回ったら修理・交換になるか(容量 70%・66%・容量計のセグメント)、保証が効かなくなる場合、中古で買うときの手続き、電池の容量の見方まで。

最終更新:

駆動用電池の保証は、多くのメーカーで新車登録から 8 年または 16 万 km(早いほう)ですが、トヨタの BEV は 10 年 20 万 km、テスラは車種で距離が違います。「何を下回ったら修理・交換するか」もメーカーで違い、初期容量の 70%(トヨタ・ホンダ・スバル・スズキ・テスラ・BYD・ヒョンデ)、66%(三菱)、容量計のセグメント(日産)という基準があります(2026 年 10 月時点・各社公式)。正式な条件は、車に付く保証書で確かめてください。

メーカー別の一覧

メーカー(対象) 期間 容量の基準 出典
日産(リチウムイオンバッテリー容量保証) 新車登録から 8 年または 16 万 km 容量計が 9 セグメントを割り込んだ(8 セグメントになった)とき、修理・部品交換で 9 セグメント以上に戻す 日産「メンテナンス・保証」・サクラ / アリア公式
トヨタ(BEV バッテリー保証) 10 年 20 万 km 不具合は無償修理。新車時と比べて充電量が 70% 未満になったら無償交換(保証内容・期間は車種で異なる場合あり) トヨタ「BEV バッテリー保証」
ホンダ(N-ONE e:) 新車登録から 8 年または 16 万 km 電池容量の 70% を下回ったら修理 ホンダ N-ONE e: の Q&A
三菱(eK クロス EV・アウトランダー PHEV 22 型以降) 初度登録から 8 年以内(走行 16 万 km 以内) 容量が 66% を下回ったら無償で修理・交換(容量保証)。故障は特別保証部品として同じ期間 三菱「保証」
スバル(ソルテラ) 新車登録から 8 年(16 万 km まで) 初期容量の 70% を下回った場合に限り保証 SUBARU の Q&A
スズキ(e SKY) 新車届出から 8 年(16 万 km まで) 容量劣化度が 70% 未満になった場合も保証 スズキ e SKY 公式
テスラ(Model 3 / Y の Premium RWD) 8 年または 16 万 km 70% のバッテリー容量を保証 テスラ「車両保証」
テスラ(Model 3 / Y の LR AWD・Performance・Model Y L) 8 年または 19.2 万 km 同上 同上
テスラ(Model S / X) 8 年または 24 万 km 同上 同上
BYD(パワーバッテリー SoH 保証) 新車登録から 8 年・16 万 km 初期容量の 70% 以上を保証 BYD「パワーバッテリー保証」
ヒョンデ(高電圧バッテリー保証) 新車登録から 8 年または 16 万 km SOH は最低 70% を保証 ヒョンデ「新車保証」

(各社公式ページ・2026 年 10 月 12 日に確認。マツダは公式の新車保証のページで駆動用電池の容量保証の記載を確認できなかったため載せていません)

表の読み方

  • 期間は「年数」と「走行距離」の早いほうで終わるのが基本です(各社)。
  • SoH・SOHは、新車時の満充電の容量を 100% としたときの、今の充電できる容量の割合です(ヒョンデの説明)。
  • 容量が基準を下回ったときの直し方は、修理・部品交換・再生部品との交換などメーカーで違います。BYD は、容量低下による保証修理では電池を修理するか工場で再生した部品と交換するため、新品相当の容量までは戻らないとしています。

容量保証と故障の保証は別

  • 三菱は、時間の経過や使い方による容量の低下には「容量保証」を、製造上の不具合による故障には「特別保証」を当てると分けて説明しています。
  • 日産は、リチウムイオンバッテリー・モーター・インバーター・充電ポートなどを「電気自動車特有部品」として特別保証部品とし、5 年または 10 万 km の保証期間としています(容量保証とは別)。
  • BYD は、パワーバッテリーやモーター制御ユニット・車載充電器などの高電圧部品を 8 年 16 万 km で保証しています。
  • ホンダは、時間の経過や使用状況による容量の低下は電池本来の特性で不具合ではないとし、保証修理の対象は 70% を下回った場合や、時間経過や使い方に起因しない低下で異常と診断された場合としています。

保証が効かなくなる・断られる場合

  • 点検・整備と取扱いの条件: トヨタと三菱は、取扱説明書どおりの使用・手入れ、法令で決まった点検整備と指定の点検整備、定期交換部品の交換、点検記録(メンテナンスノート)の保持を守ることを求め、守られていないと保証を断ることがあるとしています。
  • 改造・分解・国外への持ち出し: 三菱は、販売会社などが認めた工場以外で駆動用電池を組立・修理・分解・改造した場合や、車を日本国外へ持ち出した場合に、駆動用電池の保証が失効するとしています。
  • 他社製のアダプター・充電器による損傷: テスラは、サードパーティ製の車両アダプターや充電器で生じた損傷は限定保証の対象外としています。
  • 延長保証との関係: 三菱は、最長 10 年 10 万 km の特別保証延長では駆動用電池を対象外としています。一方 BYD は、新車の購入者向けに SoH 保証を 10 年 30 万 km(RACCO は 10 年 20 万 km) に延ばす有償の延長保証を用意しています。

中古車で買うとき

  • 三菱は、自動車の保証は保証書に名前や販売会社名などが記載された人に効力を持つと説明しています。そのうえで、保証継承(中古車の新しい持ち主に保証を引き継ぐ手続き)をしていない中古車で駆動用電池の保証を受けるには、販売会社で有料の 12 か月点検相当の点検と電池の容量測定を受け、点検記録を残す必要があるとしています。
  • テスラは、テスラを通じて所有者が変わった場合は新車限定保証も一緒に譲渡され、認定中古車には元のバッテリー保証の残りの期間が適用されるとしています。
  • 年数・距離の残りと、点検記録の有無を、買う前に確かめてください。

電池の容量の見方

  • 日産は、メーター(アドバンスドドライブアシストディスプレイ)のリチウムイオンバッテリー容量計のセグメント数で保証を判定し、販売店の診断機による「EV 診断」で電池の今の容量を点検できるとしています。
  • BYD は、容量は BYD が指定する測定方法で判定するとしています。
  • 表示や測り方はメーカーで違うので、取扱説明書と販売店で確かめてください。

長く使うための公式の案内

  • トヨタは、満充電のまま長時間置くと電池が劣化しやすいため、80〜90% を保ちながら充電するのが理想としています(トヨタ「EV(電動車)の充電時間はどのくらい?」)。
  • トヨタは bZ4X シリーズで「10 年乗った後に容量 90% を維持する」ことを開発目標に掲げたと説明しています(保証の値は 10 年 20 万 km・容量 70%)。

維持費と合わせて考える

電池の保証は、何年乗るかと合わせて考えます。費用の比べ方は EV とガソリン車の維持費の比べ方、買う前の確認は 電気自動車を買う前に確かめること にまとめています。

例に出した車種のページ: 日産 サクラ・日産 アリア・トヨタ bZ4X・ホンダ N-ONE e:・三菱 eK クロス EV・三菱 アウトランダー PHEV・スバル ソルテラ・スズキ e SKY・テスラ Model Y・BYD SEALION 7・ヒョンデ IONIQ 5。

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